Orville by Gibson LPS-57CAG(改)




メーカー/機種名
オービル byギブソン LPS-57CAG #G307020 1993年製
スペック
AGT(アンティーク・ゴールドトップ)
材/塗装 TOP=メイプル2P
BACK=マホガニー3P
NECK=マホガニー1P/ヘッド部3P
FRETBOARD=ローズ
FINISH=ポリ
ピックアップ F/R=DIMARZIO SuperDistortion ('80s)
改造/交換 PEG=GROVER 102G
PU=Gibson 57classic〜DIMARZIO SuperDistortion('80s)
SW=SWITCHCRAFT
CAPACITOR=東一電機 VITAMIN-Q
ESCUSSION=GIBSON HISTORIC用
当時の定価
円 2001年5月頃中古購入
コメント
 このギターは改造目的で購入したものです。何を意図した改造か、お分かりになる方は見ただけですぐに分かるかと思います。
 このOrvilleは「byGibson」ですので、ピックアップはもともとGibsonの57classicがついていました。それをあえて、デットストックで入手した'80年代のDiMarzioのSuperDistortion(価格もデッドストックでした)に交換しております。ノブも、あえて'60年代以降のGibsonに付いていたタイプ(いわゆるSGタイプ)にしています。ペグも、あえてゴールドのグローバー102Gにしています。
 パーツ交換のついでに、テールピースはアルミ製にしております。本当ならオールドっぽいものを付けるところですが、オリジナルがゴトー製だったので、ゴトー製のアルミテールピースに。安かったし。それから、エスカッションもトールタイプにしています。どこのメーカーでもよかったのですが、いろいろ調べた結果、オリジナルと同じもののトールタイプが入手できることが分かり、一件落着です。
 エスカッションですが、OrvilleのLesPaulはトップのRが結構キツイので、どうしても湾曲しています。そのため割れやすいのです。割れた場合、ショップによっては「エピフォン製がピッタリだよ」と親切に教えてくれますが、これはウソです。たぶんどちらもフジゲンで作っていることを考えてそう思うのでしょう。でも、各パーツはよく見ると違っているのです。特にbyGibsonのエスカッションは全然違います。ですので、エピフォン製のトールエスカッションは合いません。ネジ穴を空け直す必要があります。私もだまされましたから。
 ちなみに私が意識している人のギターは、'68年製ゴールドトップにSuperDistortionをつけ(初めはフロントのみP-90のままだった)、ブリッジの駒をナイロン製から金属製(ブラス?)へ、ペグをグローバー102Gにしたものになっております。コンデンサーやポットまではわかりません。あと、電気配線用の釘を使ってフレット音痴の調整も施されています。弾きにくそう・・・。



Orville by Gibsonのヘッド形状の違い

ナットから1,6弦のポストまでの長さが
結構長く見えますね。
ヘッドが全体的に長いのです。
後期はこうなります。
ナットから1,6弦のポストまでの長さが
左の写真と比べて短いです。
ロッドカバーのサイズは同じ。
これが初期のものです。
上の写真のヘッド裏です。
シリアルの打ち方が初期とまったく異なります。
上の写真のヘッド裏です。
シリアルの打ち方はオールドを意識しています。



デッドストックの '80s DiMarzio SuperDistortion

ケースは同じですが、
商品名の記述方法など、
デザインが異なります。
シリアルナンバー。
相当若いですね。
しかも連番とは珍しい・・・。
上が最近のSuperDistortion、
下が'80年代のSuperDistortion。
ボビン表面の穴の数に注目。
上が最近のSuperDistortion、
下が'80年代のSuperDistortion。
型番の刻印とネジの形状に注目。
ちなみに'80年代初期ではケーブルが太く、
'70年代はケーブルが編み線で、『耳』が四角。